マヨネーズを搭載したズンドコピエロ

皆さんこんにちはイメンかジョーカーズのどちらが好きかと言ったら…じゃないや


今回は真面目に組んだデッキについて書く真面目な記事のつもりなので変な前置きは止めておきましょう。



もし…
もしもしもしもし仮に少しでも期待している方がいたとするならすみません。
また別のネタ記事でお会いしましょう。



では改めて。
皆さんこんにちはあるぱです。



今回は第8回福岡CSで4位入賞をしたズンドコピエロについて書いていこうと思います。
今回のレシピは数ヵ月前から完成していましたが、今さらなデッキでもあるのでこのまま結果が出なければレシピすら公開することは無かったと思います。なので今回入賞できて嬉しいです。


まずズンドコピエロというデッキをご存じでしょうか?


ズンドコピエロとはその名の通りズンドコ晴れ舞台というD2フィールドと、ディスピエロというクリーチャーを合わせて山札を減らしていき、シャコガイルで特殊勝利を狙うデッキの事です。


そしてこれまでこのデッキはそのズンドコ晴れ舞台とディスピエロがいてようやくまともに回るデッキでした。

ジャックの入っていた頃は今より環境も遅く、ジャックの恩恵があればディスピエロだけで回ることもありましたが、基本はズンドコとピエロありきのデッキであるのは間違いありません。


しかし最近それを覆す事の出来るカードが追加されたことにより、このデッキの勝ち筋は大きく広がり今回使おうと思わされるまでに強くなりました。


そのカードが
「ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ」
です。

(ちなみにこの強いカードについて強い!とダラダラ書いてる偏差値20くらいの記事も過去に上げていますので、興味がある方は是非そちらも見ていってくださいね!)


過去の構築にこのカードの片割れであるオーロラを4枚搭載したズンドコピエロはありましたが、オーロラがディスピエロのSC自然の効果で回収できないためその後が続きにくい場合が多くありました。
まあそれをジャックで補うんですけどね。何あの豆。



ただ今回のオーロラはクリーチャーが付いていることによりSC緑の効果で回収することが出来るため、ピエロの効果失敗で手札が少なくなる事が少なくなりました。


これの影響で生まれた勝ち筋がピエロを出してオーロラを使用するルートです。


ピエロがある状態でオーロラを使用すればマナを減らすことなく手札は1枚から5枚になります(マナが減る=ピエロが落ちる。なのでその場合は手札がさらに1枚増えます。)。序盤から順調に進んでいる状態では少なくても合計6枚の手札があるのでそこからハリケーンクロウラーを出していき手札を増やします。
そしてハリケーンクロウラーでマナを起こしながら山札を削り、シャコガイルを出すというのが今回の構築の新たな勝ち筋です。
この様に序盤からハリケーンクロウラーでマナを起こしながら手札を増やそうとしても通常ではマナも手札も足りませんが、オーロラでマナと手札の両方が増えているので、2体目のハリケーンクロウラーを出すだけのマナは十分に確保でき、かなり安定して回すことが出来ます。


この勝ち筋が増えたのが非常に強く、これまで手札にピエロとズンドコがあればマナにピエロを落としズンドコを張る動きを最優先にしていましたが、対面によって切り替える事が出来るようになりました。


それを含めた上で今回のピエロの勝ち筋は大きく分けて3つです。

・ズンドコからピエロを出す
・ズンドコがある状態でライヤで雑に山札を削りスイッチシャコ
・ピエロを出してオーロラを使用する


それでは今回の構築の特徴について書いたところで使用した構築をみていただきます。



構築はこちらです

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マヨネーズが出た当初は4枚入っていたパクリオの枠をごっそりマヨネーズに変えたのですがさすがに腐る場面もあったので枚数を調整してこうなりました。



それではそれぞれの採用理由を


ライヤ×2

ズンドコとライヤによる有限ブーストにより雑に山札を削りシャコで勝つパターンがあるので入っています。
自分の1度出したクリーチャーを戻して再度使用したり(パクリオやハリケーンクロウラーなど)、ズンドコスイッチピエロをした後にライヤを出し続ける事で手札とマナを増やすのにも使えたりと使い勝手はかなりいいです。
ですが単体で引いてしまうと弱いので2枚の採用です。


スズラン×4
ズンドコとのシナジーがある初動です。
ステップルとは違いマナに落ちた際に墳墓の的になる以外のデメリットが無いのでステップルより多く採用しています。


ステップル×3
初動です。
対面によっては出しませんが手札にラララがあれば危険な対面でも出していきます。スズランとは違い場に残るので3ターン目に上からラララを引いたときにもG0で唱える事が出来ます。
ズンドコとピエロがある時はマナを減らすことなく手札を増やすことが出来ます。スズランとは違い出したタイミングでもピエロの効果を起動させる事が出来る為、回しているときはスズランより重宝します。
しかしピエロやズンドコに繋げるまではリスクをなるべく少なくしたかったので、2コストブースト7枚ではステップルよりスズランを優先しています。


H・センボン×1
非常に強いカードで2枚入っている事もありました。
このカードの主な役割は受けです。マナに既に落ちてしまったクロックや吸い込むを、ハリケーンクロウラーでこのカードと一緒に回収し、センボンを出して盾に埋めるとこで1ターン貰うことが出来ます。
マヨネーズの追加も追い風で、これまでは盾に埋めるだけの意味の無い時間稼ぎに過ぎない事が多かったですが、マヨネーズ下でシールドを割られた際に、センボンで盾を強くしながらズンドコを張ったりピエロを出したり出来るまでマナがのびている事があり、これまでより受けとして機能するようになりました。
そして打点の形成です。
どうしてもシャコでの勝利が難しそうな時はこれをライヤなどで使い回しクロックを場に並べることでジャスキルの打点を作ることが出来ます。難しいですが崖っぷちでもワンチャンス生まれるのは大きいです。

ジャスキル参考例
ステップル、クロック、ハリケーンクロウラー、ライヤ、センボン、クロック

単体であったりビートダウンが相手で無ければほとんど仕事をしないため1枚に減らしました。とはいっても主な役割である受けとして必要となる場合の多くの対面はビートダウンであり、その様な対面では序盤から引けていないと困る為これを減らすのは本末転倒な気がしなくもありませんが、元々キツい対面にワンチャンス作れるだけでも十分で、枚数を増やしても勝率が不確かな対面に寄せるよりはどの対面、どのタイミングでも強いカードに枚数を割いた方が良いと思いました。


クロック×4
最強の受け札です。
踏めば踏むだけ強いので入れれるだけ入れてます。
センボンの事も考えると抜けないです。


ラララ・ライフ×4
2コストの初動クリーチャーを出した後にG0で唱えることで最速で5コストまで運びピエロやズンドコに繋げることが出来ます。終盤ではシャコガイルを出した後に山札の調整をしたりなどにも使えます。シャコガイルを出す前に使い過ぎたらシャコガイルの墓地リフレッシュの効果で山札に戻り枚数の計算が狂うこともあるので気を付けてください。


パクリオ×2
今回あらかじめ入れていたセンボンとマヨネーズの枠から1枚ずつ、合計2枚の枠を開けて入れたカードです。
2枚という数は決して多くはありませんが他のカードが引けない際の時間稼ぎとして使う為のカードで、これが引けなければ他のカードを引いて勝ちまでいけるのでそこまで多くの枠を割いていないです。少ない枚数ですがピエロの効果で引っ張りやすくもなっているので引けずに困ることはあまりないです。


ドンドン吸い込む×4
受け札です。
4コストの1つの動きであり、次の動きのために手札を整えながらシステムクリーチャーや打点になる小型を返して時間を稼いだりなど仕事が多いです。
対面によっては勝利のリュウイカイザーの為に手札に抱えておいた方がいい場合もあり意外と扱いが難しいです。
このデッキの貴重なサーチと除去の両方を担っているため呪文という点を差し引いても4枚は確定です。


ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ×3
最初は4枚入れて回していました。
クリーチャーとして回収できるオーロラであり、シールドからカードが離れればマナを増やせるシステムクリーチャーでもあります。
冒頭で解説した勝ち筋で使うカードです。
上のマヨネーズはガードマンもあるので4でマヨネーズ、5でピエロと動いた場合、返しのマッハファイターや生姜のアタックからピエロを守ることも出来ます。
これをマヨネーズ側で出して盾をフルパンされた時の手札とマナの状態は、ピエロがいる状態でオーロラを使った時とほとんど変わらないので、返しにピエロを出してハリケーンクロウラーを出せば勝ちまで繋げることも出来ます。
このカードのおかげでこれまでのピエロには無かった選択肢が生まれプレイの自由度が増したと思います。


ハリケーンクロウラー/ブレインチャージャー×3
ピエロを使って回す際にこのカードは必須になります。回している最中で引けずに返さざるを得ない時はパクリオで相手の返しを弱くしたり、センボンクロックで受けれる状態を作って返します。
ズンドコがあればこのクリーチャーを出しながらマナゾーンが勝手に増えてくれるので、マナ不足で困ることはそうそうありませんが、ピエロのみの場合はオーロラを使用したり、ハリケーンクロウラーを出せるコストを確保しながらステップルでマナを伸ばしたりする必要があります。
ズンドコとピエロが場にある状態で出した場合は、ハリケーンクロウラーの効果より先にズンドコとピエロの効果を使用し、手札を増やしておくとマナから回収できる枚数が増えて繋がりやすくなるので覚えておきましょう。
ブレインチャージャーなんて使わない!とこのツインパクトが発表されたときに色々言いましたがちょくちょく使うので面白いです。
例えば4マナでブレインチャージャーを唱えれば、次のターンにピエロをマナに置きながらズンドコを張れます。細かいですが結構使用するカードです。


ズンドコ晴れ舞台×4
説明不要。
発ともさんのサイン入りだったら早いデッキを避けることが出来るみたいなので皆さんもサイン貰いましょう!


ディスピエロ×4
オーロラがツインパクトになることにより価値が上がりました。前まではピエロよりズンドコ最優先だったのですが、ピエロが着地した方が強い盤面(4マナの状態の黒緑ドルマゲドンやチェンジザドンジャングル)もあり、ズンドコかピエロのどちらかが引ければ十分に動けるようになりました。


シャコガイル×2
フィニッシャーです。
オーロラにより盾落ちの心配が無くなったので1枚をパクリオに割こうかとも思いましたが、長期戦になり雑に1枚出した時にその1枚が何かしらで墓地に送られた瞬間ビートプランを取らなければならないので減らすことは出来ないと思います。
ピエロとズンドコが場にある状態でシャコガイルを出す際に、ピエロの自然の効果で山札の下から2番目を水文明のカードにしておくと、シャコガイルの山札リフレッシュの効果を使う前に勝つことが出来ます。
墓地が多くてシャコガイルを出したら山札が増えて勝てなくなりそうな時に使用したりしますので覚えていてください。



以上が今回使用したズンドコピエロです。


マヨネーズの影響で非常に強いデッキに仕上がりました。
呪文メタが多く環境にいたり、コントロール系のデッキが多くなればこのデッキを使うのもいいと思います。


これを読んで興味を持っていただき組もうかなと思ってくださる方が少しでもいれば僕も嬉しいです。




それでは拙い文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。




また僕の気が向いた時に書くブログを皆さんの気が向いた時に読んでいただけると嬉しいです。



ではでは…